こんにちは、るりです。
突然ですが、私は飲み会が大の苦手です。
社会人になりたての頃の飲み会で嫌な思いをしたことが一番の原因ではあるのですが、もともと大勢の人がいる場が苦手、お酒が全く飲めない、酔っ払いが怖いし生理的に受け付けないのです…
私にとって会社の飲み会はただの地獄で、どうしても行きたくないものでした。
そんなわけで、社会人4年目くらいからほとんどの飲み会を断っていました。
ただ私は転職が多くて(8回)、そのたびに歓迎会があったんですね。
あたたかく迎え入れてもらえるのは本当にありがたいし嬉しいけど、飲み会は本当に無理…
だから自分の歓迎会であっても、いつも勇気を出して断っていました。
周りからはいろんな反応があって、回数を重ねるうちに波風を立てずに断る方法を学びました。
というわけで今回は、自分の歓迎会を欠席すると伝えたときの周りの反応と、なるべく波風を立てずに歓迎会を欠席する方法について詳しく書いていきます。
- 飲み会が苦手すぎて行きたくない
- 自分の歓迎会であっても欠席したい
- とにかく誘いを断るのが苦手でうまく断れない
こんな私と同じような思いをしている方に、参考にしていただけると嬉しいです。
自分の歓迎会を断ったときの周りの反応
入社して数日経つと、「歓迎会いつやるんだろうね?」とか「歓迎会もうすぐだね!」と色んな人が声をかけてくれます。
そのときは「すみません、歓迎会は辞退したんですよ」「どうしてもお酒の席が苦手なもので、私は欠席させていただくことにしました」と答えていました。
職場の方々の反応をまとめると・・・
40 〜 50 代の方々
- 自分の歓迎会なのに行かないなんてありえないでしょ〜
- 本当に行かないの? 行かないと印象悪いよ?
- 歓迎される側なのに欠席しちゃうの?!
- まぁ嫌ならしょうがないけど…来ないのはマズいんじゃないかなぁ
- 今回は歓迎会なしか〜、寂しいねぇ
- こんなこと初めてだね、びっくり!そういう人もいるんだね
- るりさんが来なくても私たち飲み会開くことにしたから、来たくなったらおいでよ!(←いい人)
30 代の方々
- そっか!了解!
- せっかく美味しいご飯食べられるのに〜!もったいない!
- 行きたくないなら行かなくてもいいと思うよ〜
- 別に歓迎会やらなくてもどうってことないし、いいと思うよ
20 代の方々
- そうなんですか、残念ですー
- (欠席しちゃっても)全然いいと思います~(^^)
- 行きたくないのに行く必要ないですよ〜
- 私も飲み会とか苦手なので行かないです!
年代によってある程度反応が分かれたというか、やはり年上の世代の方々は苦い顔をする人が多かったですね。
たまに理解のある大らかな上司に救われることもありました。
同年代と年下は「別にいいんじゃない?」という感じの軽い反応。
特に年下の人たちは「飲み会は行きたい人だけ行けばいい」という意見の人が多かったように思います。
ちなみに、そもそも飲み会に出席しない時短勤務の子育てママさんや嘱託職員の方々は、我関せずといった感じでした。
こうして改めて書き出してみると、数十年前と今の時代の「常識」が少しずつ変わってきているんだな〜と実感します。
生きてきた時代によって、常識と非常識って違いますもんね。
団塊の世代からしたら私はまさに非常識なんだろうけど、私からしたら本人が行きたくないと思っている飲み会を強要する方がマズイよねって思ってしまいます。
それが私の歓迎会であっても、送別会であっても。
そんな思いがあったので、皆さんには申し訳なかったけど、断ったことに罪悪感を抱くことはありませんでした。
もちろん、自分のためにみんなが時間を割いて飲み会を開こうと思ってくださったことはありがたいです。
だからこそ失礼のないように誠心誠意 丁寧にお断りして、あとはもう自分を責める必要はないと思っています。
歓迎会を断って、その後の人間関係に支障は出ない?
結論から言うと、その後の仕事に支障はまったくありませんでした。
私以外の中途入社組の人たちが、歓迎会を通して他の社員とどのくらい仲良くなっていたのかは、正直よくわかりません。
でも歓迎会に行かなかったことでハブかれたり、周りの会話に入っていけないようなことは今まで一度もなかったです。
仕事をしているうちに周りの人と関わる時間は積み重なっていくし、仕事の合間に雑談もする。
飲み会は行かなくてもランチやアフターファイブのちょっとしたお茶に行くことはあったので、それで自然と人間関係も築けていたと思います。
話している中で、私が普段から全然お酒を飲まないことや飲み会が本当に苦手なことも知ってもらえて、飲み会を欠席しても「るりちゃんはいつも来ないもんね〜」くらいの反応に落ち着くことが多かったですね。
普段から人と接するときに感じ良くしていれば何も問題ないので、あまり心配しなくて大丈夫だと思いますよ。
入社が決まった時点で歓迎会を辞退しておく
波風を立てずに歓迎会を断る方法として一番有効なのは、入社が決まった時点で「歓迎会は開いていただかなくて結構です」と辞退する意思を伝えておくことです。
転職と歓迎会謝絶を繰り返す中で、これがもっとも平和な解決方法でした。
精神的な負担も少ないのでおすすめです。
例えば入社直前や入社当日にオリエンテーションのようなものがあると思うのですが、その際にタイミングを見計らって伝えます。
実際、私はこんな感じで伝えていました。
- 大変恐縮なお願いなのですが、もしも歓迎会を開いていただくことがあるとしたら、私は辞退させていただけないでしょうか
- 過去に飲み会でとてもつらい経験をしまして、それから飲み会がとても苦手になってしまい、飲み会のことを考えるだけで憂鬱になってしまうのです
- 迎え入れていただく立場で申し訳ないのですが、本当に歓迎会は辞退させてください
- ランチ会など、他の場面で皆さんとお食事できたら嬉しいです
本当に心の中で思っていた正直な気持ちを、できるだけ丁寧に伝えるようにしていました。
「飲み会が苦手なだけで、皆さんと仲良くなりたい気持ちはある」ということを伝えると嫌な感じにならないのでオススメです。
大抵の場合、「そうなんですか。ちょっと残念ですが、わかりました」という感じですんなり受け入れてもらえました。
たまに食い下がってくる人もいて、
[st-kaiwa-452]たぶんみんな歓迎会やりたいと思うよ!もう誰かが計画してるかも![/st-kaiwa-452]
というようなことを言われたこともあります。
その場合でも、
[st-kaiwa-461 r]本当にありがたいのですが…やはり辞退させていただきたいと思います[/st-kaiwa-461]
とひたすら返していると、2、3回で諦めてくれました。
それでも歓迎会が開かれることになってしまったら
自分ではしっかりと辞退する意思を伝えても、「この人の歓迎会は不要です」という情報が社内に伝わっていないこともありました。
同じタイミングで入社する人が複数名いる場合は、問答無用で歓迎会が開かれますし。
あと、どこの会社にも飲み会やイベントが好きな人がいて、そういう人が水面下で着々と歓迎会の準備を進めていたり。
歓迎会の出欠表が回ってきて、「え?!断ったはずなのにどうして?!」と驚いたこともあります。
[st-kaiwa-452]ごめんね!やっぱりみんな歓迎会したいみたい![/st-kaiwa-452]
いやいや、あれだけ言ったのに!という感じですが、飲み会好きには飲み会嫌いの気持ちと深刻さはなかなか伝わらないことも多いんですよね…
そんな場合は、諦めて参加するか、勇気を出して断るかの二択しかありません。
歓迎会のうまい断り方
断るのが苦手な人は、日頃から断る準備をしておくことが大切です。
なぜ断るのが苦手かというと、おそらくこういう理由ですよね。
相手に申し訳ない(罪悪感)
相手に悪く思われたくない
飲み会に行かないことで仲間外れにされるのが怖い
断る理由が思いつかない
つまり、相手に対する遠慮の気持ちと自分の立場が悪くなることに対して不安があって、断るには相手を納得させるだけの理由が必要だと考えているのだと思います。
そういった感情を持ちながら、相手の誘いをサラッと断るのは至難の業です。
だからこそ断るときには一旦自分の感情を置いておいて、ただ単に準備しておいた「断り文句」を返すのがオススメです。
断るのが苦手な人は、あらかじめ断るセリフを覚えておいて、ただ棒読みするつもりで話すと断りやすいですよ。
断るのが苦手な人に知っておいてほしいことは、
- 断ることは悪いことではないし、誘ってくれた相手を否定することでもない
- 自分の時間を自分の好きなように使うことはあなたの権利である
- 会社には、飲み会を強要する権利はない
- 嫌なことを断らない限り、嫌な思いをするのは結局自分である
- 飲み会を断る理由を伝える必要はない
- 相手を納得させる必要もない
- それが例え自分の歓迎会であっても、嫌なことのために時間と労力とお金を使わなくていい
ということです。
罪悪感を抱く必要はないし、理由を話す必要もない。
「ただ行きたくないから行かない」という選択をしてもいいのだということなのです。
「それができれば苦労はしない」と思った方もいると思うので、私が使っていた「お断りフレーズ」をお伝えしたいと思います。
よかったら実践の場で使ってみてください。
私が実際に使った「お断りフレーズ」
実際に私が歓迎会の誘いを断ったときに使ったフレーズを書き出してみます。
- 歓迎会の準備を進めてくださってありがとうございます。ただ、本当に申し訳ありませんがどうしても参加できないんです
- もともと歓迎会は辞退させていただくとお伝えしていたのですが、〇〇さんにそれがうまく伝わっていなかったようで、せっかく準備してくださったのにすみません
- 歓迎会は遠慮したいのですが、もしよければランチ会などで皆さんとお食事できると嬉しいです
理由は伝えず、ただ参加できないということだけをハッキリと伝えるのがポイントです。
もしも理由を聞かれたら、
- どうしても飲み会が苦手なので
- 家の事情がありまして
- 体調上の理由がありまして
- 飲み会でトラウマになることがありまして、どうしても無理なんです
とだけ言って、さらにあれこれ聞かれても同じことを繰り返し答えていました。
いちいち理由を説明しようとせず、「すみませんが、歓迎会は本当に遠慮させてください」とだけ伝えることが一番うまい断り方です。
飲み会の強要はパワハラになるので、まともな会社であればそんなにしつこく誘ってはこないと思います。
ただ、ブラックな会社や古いしきたりを重視している会社は要注意ですね。
ある意味、歓迎会を断ったときにどんな反応が返ってくるかで強要体質の会社かどうかを見極めることができます。
実際、私も一度だけそういうことがあって、「ここは本当にヤバい会社だな」と気づいて2日で辞めたことがあります。
たった2日でもブラック感がひしひしと伝わってくる職場だったので、逃げて正解でした。(このことは別記事で書きますね)
会社の飲み会について思うこと
飲み会が苦手な人は、周りが思っている以上に飲み会の時間が本当に苦痛でつらいんですよね。
せっかく誘ってもらっても、行くのも断るのも本当につらい。
飲み会が近づいてくるにつれて、憂鬱になってしまうくらいです。
でも飲み会が好きな人たちにはその深刻さがなかなか伝わらなくて、「ノリ悪いな〜」としか思われないこともあります。
でも、それでいいと私は思っています。
というのも、飲み会を断り続けていると「絶対に飲み会に来ないキャラ」というのが浸透していって、とても楽になるからです。
歓迎会を開くよりも、仕事をする上でわからないことを聞きやすい環境を作ってくれるとか、普段から優しく接してくれるとか、そういうことで歓迎の気持ちを示してくれるのが一番いいですよね。
飲み会で仲を深めると言う人もいますが、仲良くなる人とは自然に仲良くなりますし、合わない人とは事務的に関わるだけで十分なはずです。
それぞれ感じ方も心地よい時間の過ごし方も違うので、そこは尊重してほしい。
もちろん飲み会が好きな人たちは、そういう人だけで集まって飲めばいいわけですから、あなたが無理に合わせる必要はありません。
純粋に飲み会を楽しんでいる人たちがいる一方で、実は頑張って必死に耐えている人や本当に苦しんでいる人が存在しているんですよね。
そのことを年齢問わず一人でも多くの人に知ってもらえたら、みんなが過ごしやすい社会に一歩近づくだろうなと思います。
自分の歓迎会すらも嫌なほど飲み会という場が苦手な人もいる、飲み会が嫌いな人もいるということを示すことは、自分にとっても社会にとっても有意義なことだと私は考えています。
自分の人生の過ごし方を自分で選んでいくためには断る勇気が必要になる場面が出てくるので、ひとつひとつ断る練習を積み重ねながら、自分の望む人生を勝ち取っていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました
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